Otter.aiとFireflies.aiにはどちらも無料プランがあり、どちらも実際の会議で使えます。Otterの無料プランは月300分の文字起こしができますが、1回の会話は30分で止まります。一方Firefliesは文字起こしに分数の上限がなく、代わりに保存容量で制限をかけており、チームあたり400分と20 AIクレジットです。どちらがお得かは、主に会議の長さで決まります。
以下では2つの無料プランを項目ごとに比較し、有料プランに移るときに各社が提供している公式割引を挙げ、どのツールがどんな人に向いているかを説明します。制限はすべて各社の料金ページとプログラムページに基づいており、記載がない項目はその旨を明記しています。
実際に比べるべきポイント
AI議事録ツールは通話を録音し、音声を文字に起こして、あとで検索できるメモにしてくれます。無料プランの場合、文字起こしの品質が決め手になることはあまりありません。1、2日使えば自分で判断できるからです。日々の使い勝手を左右するのは制限です。何分文字起こしできるか、1回の会議の長さはどこまでか、履歴をどれだけ残せるか、という点です。
OtterとFirefliesは制限をかける場所が異なります。この比較の要点はそこにあるので、カレンダーにボットを招待する前に各プランをよく確認しておく価値があります。
Otter.aiの無料プラン
Otter.aiの無料プランには次の内容が含まれます。
- 月300分の文字起こし
- 1回の会話は最大30分
- アカウント期間を通じて3回までのファイルインポート
月間の合計より重要なのが30分の上限です。一般的な1時間の会議は無料プランでは最後まで文字起こしされず、それに気づくのは会議後にメモを開いたときです。短い朝会や定例、30分以内に収まるインタビューが中心なら、300分で毎月かなりの数をまかなえます。
インポートの制限は誤解しやすい点です。月ごとではなく、アカウント全体で合計3回です。適当なファイルで機能を試すのではなく、テキスト化が必要な過去のインタビューなど、本当に必要な録音のために取っておきましょう。

Fireflies.aiの無料プラン
Fireflies.aiの無料プランは永久無料とされており、次の内容が含まれます。
- 文字起こし無制限
- AI要約は制限あり
- チームあたり400分の保存容量
- 20 AIクレジット
こちらの制約は文字起こしではなく保存容量です。会議はいくつでも、どんな長さでも文字起こしできますが、保存できる録音はチーム全体で400分です。週に何本も長い通話を録音するチームはすぐに上限に達し、続けるには古い会議を削除する必要があります。AI要約は無料プランでは制限があり、20 AIクレジットも固定の枠なので、要約が本当に役立つ会議のために取っておくとよいでしょう。
「チームあたり」という点に注意してください。同じFireflies workspaceに同僚を招待すると、全員で同じ400分を使います。1人で使うなら十分な余裕がありますが、忙しい営業チームには足りません。
OtterとFirefliesの無料プランを表で比較
| Otter.ai 無料 | Fireflies.ai 無料 | |
|---|---|---|
| 文字起こし | 月300分 | 無制限 |
| 1回の会議の長さ | 1回の会話につき最大30分 | 上限の記載なし |
| 保存容量 | 記載なし | チームあたり400分 |
| AI要約 | 記載なし | 制限あり |
| AIクレジット | 記載なし | 20 |
| ファイルインポート | アカウント期間を通じて3回 | 記載なし |
| 永久無料との記載 | 記載なし | あり |
「記載なし」は、公式の無料プランの説明にその項目が出てこないという意味です。機能がないということではなく、数値を確認できなかったため、推測で埋めていないだけです。
無料プランで足りなくなったときの割引
どちらの会社も有料プランを誰にでも無料で提供しているわけではありませんが、特定のグループ向けの公式オファーがあります。それぞれの内容と申し込み手順を紹介します。
Otter.ai Business:最初の3か月が20%オフ
初めて契約する人はOtter.ai Businessプランを3か月間20%オフで利用できます。月払いの場合、1ユーザーあたり月額$30ではなく$24です。料金ページには、初回契約者のみが対象と書かれています。価格はUSD表記で、ページの内容は国によって異なる場合があるため、予算を立てる前に自分の環境の料金ページを確認してください。
- Otterの料金ページを開いてMonthlyを選び、Businessのカードに3か月間20%オフと表示されているか確認します。
- Otterの新規アカウントを作成します。
- Businessを月払いで選ぶと、最初の3か月が割引価格になります。

Otter.ai Pro:学生と教員は20%オフ
.eduで終わるメールアドレスを持つ学生・教員は、個人としてOtter Proが20%オフになります。月払いと年払いのどちらにも適用されます。この割引はメインの料金カードには表示されず、アカウント内の別のリンクからアクセスします。
- .eduで終わる学校のメールアドレスでOtterのアカウントを作成します。
- 左上の自分の名前をクリックし、「Upgrade plan」を選びます。
- Proプランの説明の下にある「Student & Teacher Discount」をクリックし、支払い手続きを完了します。
学校のメールが.eduではなく国別ドメインの場合、公式の説明は対象としていません。Otterの回答は.eduで終わるアドレスにしか触れていないため、同等のアドレスが受け付けられるとは考えないでください。

Fireflies.ai:アーリーステージのスタートアップはBusinessが6か月
Firefliesはスタートアッププログラムを運営しており、Fireflies Businessを6か月無料で提供しています。シート数は無制限で、チーム全体で10,000 AIクレジットが付きます。対象となるには、累計調達額が$5M未満で、設立から5年以内である必要があります。申請は48時間以内に審査されます。
- fireflies.aiのフッターからリンクされているFireflies for Startupsのページを開きます。
- 累計調達額が$5M未満であること、設立から5年以内であることの両方を満たしているか確認します。
- プログラムページにリンクされている申請フォームに記入します。
- 審査を待ちます。Firefliesは48時間以内に申請を審査します。

このプログラムで特に大きいのがシート無制限という点です。チームで400分の保存容量を分け合う無料プランも、会社全体が半年間Businessを使えるなら窮屈さはかなり和らぎます。
tl;dvについて
tl;dvも、この2つとよく比較されるAI会議アシスタントです。現時点では確認済みのオファーがないため、ここでは表から外しています。3つ目の選択肢を試したい場合は、ツールページで最新の情報を確認できます。
どちらを選ぶべきか
通話の多くが短いなら、Otterの無料プランのほうが合わせやすいでしょう。30分の定例、時間枠の決まった顧客との通話、短いインタビューはどれも30分の上限に収まり、月300分あれば毎週何本かを処理できます。
会議が30分を超えることがよくあるなら、文字起こしに上限のないFirefliesの無料プランのほうが安心です。保存容量の管理は必要ですが、それは整理の問題であって、会議の後半が丸ごと抜け落ちる問題ではありません。
.eduのアドレスを持ち、すでにOtterを気に入っている学生や教員は、そのまま20%のPro割引を使うとよいでしょう。調達額が$5M未満のアーリーステージのスタートアップは、何かにお金を払う前にFirefliesのプログラムに申請しましょう。Otter Businessを実際の業務で試したいチームは、最初の3か月の割引で安く試せます。
決めきれない場合は、同じ会議で両方の無料プランを1週間使ってみてください。それぞれのメモを読み、会議の参加者にどちらを実際に使いたいか聞いてみましょう。機能比較表よりも多くのことがわかります。
よくある失敗と、割引終了後の扱い
- 長い会議をOtterの無料プランに任せる。30分の制限は会話ごとに適用されます。重要でそれより長い会議には、別のツールか有料プランを使ってください。
- Firefliesの保存容量をいっぱいにしてしまう。400分はチームで共有されます。新しい会議が収まるよう、不要になった録音は削除しましょう。
- 日常的な通話にAIクレジットを使ってしまう。Firefliesの無料プランの20 AIクレジットは少ない枠です。要約で実際に時間を節約できる場面で使いましょう。
- Otter Businessの価格がずっと$24だと思い込む。割引は最初の3か月が対象です。その後は通常価格になり、月払いの料金カードでは1ユーザーあたり月額$30と表示されています。ユーザー単位の料金なので、1シート分だけでなくチーム全体の合計を確認してください。
- 学生割引に違うメールで登録する。Pro割引は.eduで終わるアドレスに紐づいています。最初からそのアドレスでアカウントを作成してください。
- Firefliesのスタートアップ期間の終了を忘れる。プログラムの期間は6か月です。終了日をカレンダーに入れ、有料に移るか無料プランに戻るかを前もって決めておきましょう。
どちらを選ぶにしても、会議を録音するときは参加者に伝えてください。良いマナーであると同時に、多くの地域では法的な義務でもあります。
これらのオファーはOtter.aiのツールページとFireflies.aiのツールページで追跡し、公式ページと照らして再確認しています。契約する前に、新しい割引が出ていないかそちらで確認してください。




