非営利団体向けソフトウェア割引:MailerLite、GetResponse、Jotform、ElevenLabs、Murf

公式の非営利団体向けプログラム五つを比較します。特典の中身、対象となる団体、必要な証明書類、見落としやすい条件をまとめました。

MailerLite、GetResponse、Jotform、ElevenLabs、Murfの非営利団体向け割引ページ
このページの内容
  1. 要点
  2. メールマーケティング:MailerLite
  3. 対象となる団体
  4. 計算が変わるポイント
  5. 無料のPower plan
  6. メールマーケティング:GetResponse
  7. ロゴ掲載の条件
  8. その他の制限
  9. MailerLiteとGetResponse、どちらを選ぶか
  10. フォームとアンケート:Jotform
  11. 音声:ElevenLabs
  12. 対象となる団体
  13. 申請の流れ
  14. 音声:Murf
  15. 購入前に知っておきたいルール
  16. 米国以外の団体の場合
  17. 申請前に用意しておくもの
  18. 確認方法

登録済みの非営利団体を運営しているなら、TaskPanelで扱っているツールのうち五つに公式の割引があります。MailerLiteはすべての有料プランが30%オフ、GetResponseは月額プランが24か月間半額、Jotformは年額プランが50%オフ、ElevenLabsは承認された団体にProを12か月間無料で提供し、Murfは個別の20%割引コードを発行します。どれも自動では適用されません。いずれも団体であることの証明を求められ、いくつかは請求書から割引が消えるまで気づきにくい条件が付いています。

各プログラムをベンダー自身のページで確認し、得られる特典、対象となる団体、申請方法、細かな条件を書き出しました。順番は多くの小規模団体の使い方に合わせ、メール、フォーム、音声の順に並べています。

要点

  • MailerLite:すべての有料プランが30%オフで、アカウントが有効な限り期限はありません。別のプログラムでは、一部の団体にPower planが2年間無料で提供されます。
  • GetResponse:月額プランが24か月間50%オフ。代わりに自団体のサイトにGetResponseのロゴかリンクを掲載します。
  • Jotform:すべての年額プランが50%オフ。無料アカウントの審査後に適用されます。
  • ElevenLabs:Impact ProgramでProを12か月間無料で利用でき、再申請もできます。
  • Murf:一つのアカウントで使える20%クーポン。団体のメールアドレスからメールで申請します。

メールマーケティング:MailerLite

MailerLiteの非営利団体割引は、今回取り上げるなかで最もシンプルです。登録済みの非営利団体はすべての有料プランが30%オフになり、アカウントが有効である限り割引は切れません。

対象となる団体

MailerLiteのヘルプセンターには三つの条件が書かれています。まず、所在国の管轄する政府機関に非営利団体として正式に登録されていること。次に、米国なら501(c)(3)の認定、それ以外の国なら同等の公的書類などで証明できること。そして、アカウントを団体の目的に直接関わる活動に使うことです。

非営利団体割引の対象条件を説明するMailerLiteのヘルプ記事
MailerLiteのヘルプ記事。三つの条件が並び、申請は通常のサインアップから始まります(スクリーンショット:TaskPanel)

計算が変わるポイント

この30%は他の割引と併用できません。MailerLiteは通常、年払いで10%オフになりますが、年払いの場合は非営利団体割引がこの10%に上乗せされるのではなく置き換わります。つまり年額プランは定価から30%安くなるのであって、40%ではありません。また割引は過去にさかのぼって適用されないため、できれば支払いを始める前に申請してください。

無料のPower plan

MailerLiteには、もう一つ小規模なプログラムがあります。毎年、主に教育と芸術の分野から一定数の団体を選び、Power planを2年間無料で提供するものです。申請しても候補リストに入るだけで、支援先はMailerLiteが決めます。当てにするのではなく、おまけと考えておくのがよいでしょう。Legacy(Classic)アカウントでは利用できません。

メールマーケティング:GetResponse

GetResponseの非営利団体向けオファーは、数字の上ではこちらが大きく、月額プランが24か月間50%オフです。NGOとしての資格が確認できれば、ほぼすべての非営利団体が対象になります。政治団体は対象外です。

50%オフのオファーを掲載したGetResponse for Non-Profitsのページ
GetResponse for Non-Profitsのページ。NGO資格の確認が必須で、政治団体は対象外です(スクリーンショット:TaskPanel)

ロゴ掲載の条件

見落とされやすいのがここです。割引の見返りとして、4週間以内に自団体のサイトへGetResponseのロゴか、getresponse.comへのリンクを掲載する必要があります。掲載されていない場合、次の請求サイクルから割引が外されます。承認されたその日にフッターかパートナーページへリンクを追加し、どこに置いたかを記録しておきましょう。

その他の制限

  • 割引は月額プランが対象で、年払いや二年払いの割引を含め、他のオファーとは併用できません。
  • 期間は24か月です。その後は通常料金になります。
  • 非営利団体アカウントで扱える連絡先は最大100,000件です。

MailerLiteとGetResponse、どちらを選ぶか

月払いがよく、サイトにロゴを載せても構わないなら、二年間で見ればGetResponseの50%のほうが値引き幅は大きくなります。年払いにしたい場合や、期限がなくサイトへの掲載条件もない割引がよい場合は、MailerLiteのほうが気楽です。どちらも求められる証明書類は同じなので、決める前に両方を確認しても手間はほとんどかかりません。

フォームとアンケート:Jotform

寄付フォーム、ボランティア募集、イベント申込みは、Jotformで作ることが多いはずです。Jotformの非営利団体割引では、認定を受けた501(c)(3)団体を含む非営利団体に、すべての年額プランが50%オフで提供されます。

年額プラン50%オフのオファーを掲載したJotformの非営利団体ページ
Jotformの非営利団体ページ。対象は年額プランで、無料アカウントを作ってから申請します(スクリーンショット:TaskPanel)

ここでは順番が大切です。まず無料のJotformアカウントを作り、そのあと非営利団体ページから割引を申請します。料金が変わる前にJotformの審査が入るので、待っている間に無料アカウントでフォームを作ってテストしておきましょう。割引は年額プランのみなので、アップグレードする前に、年払いが団体の予算サイクルに合うか確かめてください。

音声:ElevenLabs

報告書の音声版、研修資料、短い動画など、音声を公開する団体にとっては、ElevenLabs Impact Programが今回最も手厚いプログラムです。承認された団体はProを12か月間無料で使え、期間の終わりに再申請できます。

対象となる団体

対象は、適正に運営されている登録済みの非営利団体です。ElevenLabsは医療、教育、文化の団体を優先するとしています。審査は慈善団体の登録を確認する外部サービスGoodstackを通じて行われ、確認に通らなかった団体や、ElevenLabsのProhibited Use Policyに違反した団体は対象外です。

申請の流れ

  1. Impact Programのページを開き、非営利団体向けの項目を選びます。
  2. Goodstackのフォームが開くので、団体が登録されている国を選びます。
  3. 登録情報を入力し、Goodstackに団体の資格を確認してもらいます。
  4. 承認されたら、ElevenLabsのアカウントに割引コードを適用し、Proを12か月間有効にします。

注意点が一つあります。すでにElevenLabsの年額プランを支払っている場合は、コードを適用する前にサポートへ連絡して返金を受けてください。同じプログラムには、大学教員とその学生向け、永続的に声を失った人向けの申請窓口も別に用意されています。

音声:Murf

Murfはより手作業に近い方式です。非営利団体、学生、教育者向けの20%割引はメールで申請します。勤務先か学校のアドレスからMurfにメールを送り、証明書類を添付すると、自分専用のクーポンコードが届きます。

教育機関・非営利団体向け割引に関するMurfの利用規約
Murfの割引規約。コード一つにつき一アカウント、有効期限は一週間、支払い後の返金はありません(スクリーンショット:TaskPanel)

購入前に知っておきたいルール

  • コードは個人用で、使えるのは一つのアカウントだけです。
  • Murfが発行してから1週間有効なので、申請するときにはすぐ契約できるよう準備しておきましょう。
  • 月額プランでは最初の六か月間、毎月20%オフになります。年額プランでは年間契約一回分が一律20%オフです。
  • 解約して再度購入した場合、コードは二度目には使えません。
  • Murfはサブスクリプションの支払いを返金しないため、購入前に無料トライアルを使うよう勧めています。

非営利団体として申請するには有効な慈善信託(charitable trust)が、教育機関として申請するには認定を受けた教育機関であることが必要です。年に数本の動画で音声を使う程度なら、上のElevenLabsのプログラムと比べてみてください。団体が承認されれば、20%割引よりProの一年間無料のほうが有利です。

米国以外の団体の場合

こうしたページの多くは米国の501(c)(3)を例に挙げているため、他国の団体は申請できるのか迷いがちです。ただ、公式ページの文言は例よりも広く書かれています。MailerLiteは、自国で非営利団体であることを認める政府の公的書類であれば受け付けます。GetResponseは国を限定せず、NGO資格の確認を求めています。ElevenLabsはGoodstackで確認を行い、そのフォームの最初の手順が団体の登録国を選ぶことです。

実際には、公的な登録書類を持つ社団、財団、慈善団体であれば、三つとも十分に可能性があります。書類が原語版しかない場合はそのまま送り、メールかフォームに英語で一行の要約を添えましょう。団体名、登録番号、登録した機関、活動内容を書いておきます。審査担当者は多くの申請を処理しているので、要約がはっきりしていれば推測する手間が省けます。

Jotformは501(c)(3)団体を挙げていますが、オファーは非営利団体全般を対象としているので、国内の登録情報で申請し、判断は審査に任せましょう。Murfは有効な慈善信託を求めており、今回のなかで最も厳しい書き方です。

申請前に用意しておくもの

どのプログラムも、ほぼ同じ種類の証明を求めます。一度まとめて集め、一つのフォルダーに保管しておきましょう。

  • 公的な登録書類。米国なら501(c)(3)の認定通知書、それ以外なら自国の慈善団体や法人の登録書類です。
  • 団体のドメインのメールアドレス。Murfでは必須で、他の審査も早く進みます。
  • 団体の活動がわかるWebサイト。GetResponseではロゴ掲載の条件のためにどのみち必要です。
  • ツールを団体の目的にどう使うかを書いた短い一文。MailerLiteは目的に沿った活動での利用を求めており、審査担当者もはっきり書かれているほうを好みます。

確認方法

上記の各オファーはTaskPanelの個別ページにリンクしており、そこに公式の情報源、確認した文言そのもの、スクリーンショット付きの手順を載せています。これらのページは定期的に見直し、ベンダーが内容を変更または終了した場合は期限切れと表示します。ベンダーは予告なく条件を変えることがあるため、支払いの前に各ディールからリンクしている公式ページで詳細を確認してください。

よくある質問

非営利団体向けの割引が最も大きいメールマーケティングツールはどれですか?

GetResponseは月額プランが24か月間50%オフで、MailerLiteはすべての有料プランが30%オフです。GetResponseは自団体のサイトにロゴかリンクの掲載が必要ですが、MailerLiteの割引はアカウントが有効な限り期限がありません。

MailerLiteの非営利団体割引は年払い割引と併用できますか?

できません。年払いの場合、MailerLiteの30%の非営利団体割引は通常の10%の年払い割引に上乗せされず、置き換わります。

Jotformの非営利団体割引は月額プランにも適用されますか?

適用されません。Jotformが非営利団体に提供するのは、すべての年額プランの50%オフです。まず無料アカウントを作り、審査後に割引が適用されます。

ElevenLabsの非営利団体向けプログラムの期間はどのくらいですか?

承認された団体はProを12か月間無料で利用でき、期間の終わりが近づいたら再申請できます。

Murfの非営利団体向けクーポンの有効期限はどのくらいですか?

Murfのクーポンは発行から1週間有効で、使えるのは一つのアカウントだけです。

執筆者

Celil Uyanıkoğlu

IT業界で25年以上の経験を持つコンピューターエンジニア。TaskPanelを運営し、すべての特典を公開前に公式ページで確認しています。このブログのガイドはその確認作業をもとに書いています。

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